菓子店舗詳細

店舗情報

御菓子司 岡田屋

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 真宗高田派の本山である専修寺(せんしゅじ)のすぐそば、歴史情緒あふれる町並みに抱かれた由緒ある和洋菓子店。明治元年の創業以来、地元に密着したお菓子づくりで根強い人気を誇っています。2012年10月には5代目が洋菓子販売を始めるのを機に、お店を全面的にリニューアル。店内にはイートインコーナーもあり、買ったばかりのお菓子をその場でお召し上がりいただけます。
業種
和菓子
店舗名
御菓子司 岡田屋(おかしつかさ おかだや)
所在地
〒514-0114三重県津市一身田町626
電話番号
059-232-2072
販売責任者
岡 幸男
公式HPなど
ホームページ

商品情報(1)

こだわりの逸品

おたふくまんじゅう

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 黒い皮のこし餡と白い皮の粒餡の2種類がございまして、こし餡のほうは沖縄の黒糖を倉庫で3年間ほど熟成させたものを使って皮の生地を作っています。一方、粒餡に関しましては北海道十勝産の最高級小豆を使っています。また皮をやわらかくしてモチモチっとした食感とするために、国産の米粉や増粘多糖類(ぞうねんたとうるい)を配合しています。焼き上がったお饅頭にお多福の焼印を押すのですが、米粉を混ぜることによって焼印を押したときの香りが香ばしくなるというのも米粉を使っている理由の1つです。(1個150円~)1個(本)あたりのお値段:150円(税込)

こだわりの技

 製餡からすべて手づくりで行っています。創業当初からの製造方法に米粉や増粘多糖類を加えるなど若干アレンジを加え、いままでにないお饅頭の食感を出すように工夫しています。

商品開発ストーリー

 おふたくまんじゅう自体は創業当初からの商品ですが、お多福の焼印を押すようになったのは1998年からです。もともと曾祖父の代に「おたふく飴」という金太郎飴のようにどこを切ってもお多福の顔が出てくる名物飴があって、専修寺で毎年1月に行われる“お七夜”という大きな催しの際に、おたふくまんじゅうなどと一緒にお土産として出していたのですが、時代の流れとともに飴の製造量が少なくなってきたことから、かわりにお饅頭にお多福の顔をつけようということで始めました。
 お多福の絵柄につきましては、先代が描いたお多福をモチーフとしています。さらに焼印だけでは見た目が寂しいということで、頬の部分に赤みを加えました。

商品情報(2)

こだわりの逸品

いちごのショートケーキ

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 国産のいちごを使っているのですがケーキに使う際は色や味、大きさなどにこだわって選んでいます。また生クリームにつきましては、風味豊かな北海道産のものを使っています。(1個340円~)1個(本)あたりのお値段:340円(税込)

こだわりの技

 きめ細かく口溶けのよいスポンジづくりにこだわっています。スポンジそのものの味を楽しんでいただきたいので、生クリームと砂糖を少なめにしているのが特徴です。またケーキの断面の見た目にもこだわって作っています。

商品開発ストーリー

 夏は国産のいちごがどうしても品薄になってしまい、多くのお店ではアメリカ産のいちごを使っているのですが、やはり1年を通して国産のいちごを使いたいという強い思いからいろいろと探した結果、兵庫県の香美町で夏場でもいちごを生産している農家さんがあることを知り、直接お会いしてお願いしたところ縁あってお取り引きさせていただくようになりました。

オリジナルテーマ

お菓子に対する思い

 時代の変化とともに世の中はいろいろと便利にはなっているのでしょうが、その一方で昔ながらの変わらないものを求める心が人々のなかにあるような気がします。そんなことから変わらない味を変わらない製法で、たくさん売ることよりも美味しく売ることを大切にしながらこれからもお菓子づくりをしていきたいと思います。また最近5代目を継いだ息子は、東京で5年間修業をした際に、修業先で教えてもらったバタークリームのケーキにも力を入れていきたいといっています。生クリームのものよりは製造に時間はかかりますがバタークリームでしかできないデコレーションというのも数多くあるので、お客さまのご要望に応えながら他にはないオリジナルのケーキを提案していきたいそうです。

お客様からの声(評価)

 地元のお客さまが主で、なかには毎日買いに来られる方もいらっしゃいます。その一方で、お七夜で食べて美味しかったからといって、県内の他の地域からわざわざ買いに来られる方も多く、あるときなどはお七夜のお参りをしたあといったん自宅に帰っておたふくまんじゅうを食べたところ、とても美味しかったからといって隣町から自転車でまた買いに来られたお客さまもいらっしゃいました。またバースデーケーキやウェディングケーキに関しましても、似顔絵などを描いたオリジナルケーキが評判を呼び、ありがたいことに口コミで注文されるお客さまも増えています。

安全性について

 おたふくまんじゅうは品質的には3日ぐらいはもつのですが、やはり餡の鮮度が落ちてしまうので、美味しく召し上がっていただくためにもできるだけその日のうちに食べていただくようお願いしています。また、お菓子づくりというのはいくら腕が良くても材料が悪くてはどうしようもないので、材料に関しましては厳選したものを使うようにしていますし、さらにいえば仕入れを含めた全工程が、お客さまに対する責任と考えています。

おすすめの菓子店のご紹介

 同じ津市内にある「とね菓子館」さんです。私が洋菓子づくりを修業したお店でもあり、現在でも常時100種類の和洋菓子を販売しています。